バンコク銀行の口座開設の方法(2019)

タイにロングステイする方法

タイにロングステイしたいという方も多いと思います。50歳以上の方であれば、リタイアメントビザがありますが、このビザを受給するためには、タイ国内に銀行口座を開設していることが必要です。

ここでは、私が実際、タイをノービザで旅行し、バンコク銀行の口座を開設した経験についてお伝えしたいと思います。(2019年1月18日時点)

私は、47歳で、3年待てばリタイアメントビザが取得できますが、タイの銀行口座を開設するのは、これからますます難しくなっていくことは聞いていたので、早めの口座開設が必要と思い、タイに出発しました。ノービザの旅行者が開設できる可能性があるのは、現状ではバンコク銀行のみです。

口座開設できるかもしれない方法

  1. バンコクバンコク銀行シーロム本店のジャパンデスクで開設
  2. パタヤで代行業者を通じてバンコク銀行の口座を開設
  3. タイランドエリートに入会する(50歳未満でも可)

3については、口座開設だけでなくロングステイビザも取得できますが、入会金が最低50万バーツ(約175万円、1バーツ=3.5円として計算)かかります。詳しくはタイランドエリートのサイトを御覧ください。

私がタイで試みたのは1と2で、1では残念ながら開設できませんでした。

バンコク銀行シーロム本店で口座開設

必要書類は

  • パスポート
  • 戸籍記載事項証明(英文)
  • 賃貸契約書(3ヶ月以上)

戸籍記載事項証明(英文)については、出国前に役所で戸籍謄本(6ヶ月以内)を取得し、バンコクの在タイ日本国大使館に持参して英文にしてもらう必要があります。交付は翌開館日なので最低2日かかります。

賃貸契約書については、以前までは必要ありませんでしたが、今回残念なことに付け加えられていました。銀行員の話では3ヶ月住まなくてもよいとのことでしたが、3ヶ月分の賃料と2の代行業者の手数料を比較して、バンコクでの口座開設は諦めました。

長期の旅行者でシーロム本店で開設しようとされている方のため、在タイ日本国大使館とバンコク銀行シーロム本店のアクセスについてお伝えします。

在タイ日本国大使館は、MRT(地下鉄)ルンピニー駅から北へ、徒歩約5分。また、ドンムアン空港からA3のエアポートバス(50バーツ)に乗ると、終点がルンピニー駅付近となるので、空港から直接バスで行くこともできます。

バンコク銀行シーロム本店は、MRT(地下鉄)ルンピニー駅から1駅西のシーロム駅で下車し、シーロムロードを10分程度、南西に歩いた場所にあります。日本大使館で戸籍記載事項証明を受け取って、シーロム本店まで行くには、暑いこともありタクシーが良いかもしれません。

 

 パタヤで銀行口座の開設

 パタヤバンコクの東南のチョンブリー県に属し、バスで約3時間で行くことができるビーチリゾートで観光客だけでなく、リタイアした欧米人が多く生活しています。

主なアクセスは、バンコクの東バスターミナル(エカマイ)(BTSエカマイ駅下車)からのバスと、スワンナプーム国際空港からのバスです。バスを下車した後は、ソンテオなどで市街まで移動します。

代行業者

all-pattaya.com

 

は、市街中心部の商業施設セントラル・フェスティバル近くにあります。手数料や保険の契約が必要ですが、1時間程度で口座が開設できました。銀行は、バンコク銀行ソイブッカオ支店で、代行業者で書類に記入してからタイ人スタッフと支店まで移動し、支店で書類のサインをすると、ATMカード、預金通帳が発行されます。また、傷害保険の契約、アプリのインストールがされました。タイ人スタッフから聞いたATMカードやスマホアプリの手数料などは以下の通りです。

  • ATMでチョンブリー県の引き出し手数料はなし。チョンブリー県以外は、10バーツ
  • ATMで他行に送金は25バーツ
  • スマホアプリでの送金は手数料はなし
  • アプリはタイの電話番号(現地プリペイドSIM)が維持される限り利用可
  • 電話番号を維持するためのトップアップ(チャージ)はアプリ内から操作でき、口座残高から引き落とされる(日本国内でも操作できる)
  • アプリ内のトップアップでは、AISの場合、最低50バーツで1ヶ月延長できる
  • 提携のマスターカードの会費が口座から引き落とされる
  • 2000バーツを切ると口座維持費が引かれる

アプリ名は、Bualuang mBanking です。

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 まとめ

  • バンコク銀行シーロム本店での口座開設は、3ヶ月以上の賃貸契約ができる人に限定されている。旅行者で3ヶ月滞在するには、ノービザ30日+観光ビザ(ビエンチャンなどで取得)60日=90日で可能かもしれない。
  • ノービザの旅行者の場合は、パタヤの代行業者で簡単に取得できた。
  • スマホアプリの利用を継続するには、トップアップが必要。